http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080310-00000003-yom-soci
道路事業「独占発注」9割、天下り先51法人に…06年度
3月10日3時4分配信 読売新聞
国土交通省が道路特定財源を原資とした道路整備特別会計(道路特会)から2006年度に支出した事業費のうち、所管の公益法人や独立行政法人計51法人への発注は、9割以上が特命随意契約だったことがわかった。
発注先への同省OBの天下りは1248人(非常勤役員を含む)で、このうち6割近くを随意契約が多い上位10法人で占めていた。国交省は公益法人の半減などを目指すとしているが、道路予算の身内に対する甘い配分の実態が浮かび上がっている。
会計法では、国発注事業の契約について、100万円程度の少額事業や特殊業務などを除き、競争入札を原則としている。
ところが、06年度、道路特会の支出先となった公益法人と独立行政法人の計55法人のうち、貸付金や交付金のみだった4法人を除くと、500万円以上支出した事業は2430件(計約675億4000万円)で、特命随意契約が2287件(計約642億4000万円)と94%を占めた。これは一般・指名競争入札(55件、約9億3000万円)などを大きく上回っている。
事業内容は道路パトロールや工事監督、積算作業の補助、用地取得の補助、調査研究など。財団法人「道路保全技術センター」(302件、約80億7000万円)など上位10法人が随意契約の件数全体の77%(1777件)、契約額でも74%(約478億1000万円)に上り、同省OBの主要な天下り先となっている九州建設弘済会、関東建設弘済会など、全国八つの弘済会が上位に入っていた。
天下りについても、事業発注先の51法人には06年4月現在、同省の幹部や職員だったOBが計1248人(非常勤役員含む)在籍し、上位10法人に704人(56%)が集中している。
国交省は「事業の特殊性などから随意契約を採用したケースが多いと思う」と説明するが、弘済会8法人については民営化に向けた検討を始めており、随意契約の必要性が薄いことを裏付けている。
公共工事に詳しい五十嵐敬喜・法政大教授(公共事業論)は「随意契約は一般競争入札に比べて2割ほど割高になると言われる。省庁が契約先にOBを送り込むという癒着の構造を早急に改め、無駄遣いを排除すべきだ」としている。
最終更新:3月10日3時4分
読売webより
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080307-OYT1T00562.htm
道路特定財源から収入の2法人、国交省が解散へ
無駄遣いの批判が出ている道路特定財源に関する国土交通省の改革本部は7日、同財源から事業収入を得ている50の公益法人のうち、「駐車場整備推進機構」(東京)と「海洋架橋・橋梁(きょうりょう)調査会」(同)を2009年度中に解散することを決めた。
OBの主要な天下り先となっている関東建設弘済会など全国の弘済会8法人の民営化も検討し、廃止や統合を含めて、公益法人の半減を目指すとしている。
国交省によると、同機構は約995億円を投じて建設された東京、大阪などの地下駐車場14か所を管理・運営しているが、その多くで利用が低迷。解散後の駐車場の運営業務は民間に委託する。06年度の道路財源からの事業収入は、路上駐車対策の調査研究など計約1億7000万円だった。
同年度だけで約30億円の道路財源が支出されている同調査会は、実現のめどが立たない全国6か所の海峡横断プロジェクトの調査を取りやめ、別の財団法人と統合する。
また、職員旅行の費用をほぼ“丸抱え”して03~07年度に計約2080万円を支出した「公共用地補償機構」(東京)は、役員と管理職の計30人が半額近い約1000万円を同機構に返還することになった。
冬柴国交相は記者会見で「国民の批判を重く受け止め、誠心誠意、改革に取り組みたい」と語った。
(2008年3月7日23時45分 読売新聞)
日経webより
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080307AT3S0701Q07032008.html
道路関連の公益法人を半減・国交省、方針打ち出す
国土交通省は7日、道路特定財源の不透明な支出などを検証する改革本部を開き、同省の所管で道路特定財源と関係が深い50の公益法人を半減する方針を決めた。また採算性の低い駐車場を運営する駐車場整備推進機構を解散するなど4法人を先行して改革することも確認した。
道路特定財源などを巡り来年度予算案の審議が難航しているため、国交省幹部で構成する「道路関係業務の執行のあり方改革本部」(本部長・冬柴鉄三国交相)が改革案を打ち出した。ただ実効性は不透明。今後、新たに外部の有識者を交えて作業を進め、4月中に最終報告をまとめる。
道路整備特別会計から1事業あたり500万円以上を支出する50の公益法人については、取引停止や廃止、統合、民営化などで法人数を半減する。残る25法人も常勤・非常勤の役員数を減らしたり、給与を引き下げるなどして総人件費を抑える。50法人の943人の役員のうち、254人が国交省OB。常勤役員ではOBが7割以上をしめる。 (07日 23:26)