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「当時の取り調べ捜査官、担当検事を恨んでいません」などという調書までかかされていたという、。あきれた話です。
冤罪にいたる事件取調べの経過はパターンが同じ。取調べ状況の可視化は絶対必要だと思う。
http://www.asahi.com/national/update/0822/TKY200708220298.html?ref=rss
富山の冤罪男性、検察が「無罪」求刑 10月判決
2007年08月22日19時07分
02年に強姦(ごうかん)と強姦未遂の2事件で逮捕され、約2年1カ月服役した後に無実とわかった富山県内の男性(40)の第3回再審公判が22日、富山地裁高岡支部(藤田敏裁判長)であった。検察側は論告で「提出した各証拠により、被告人の無罪は明らか。無罪を下すことが相当だ」と男性の無罪を求めた。判決公判は10月10日に開かれる。
弁護側は最終弁論で、男性が02年当時、県警の取調官らから具体的な犯行状況を「自白」させられたり、被害者宅の見取り図などの作成を誘導・強要されたりしたことなどを主張し、男性の「自白」に依存した02年の判決の破棄を求めた。
男性は最高検が最近相次いで発覚した冤罪事件の問題点と再発防止策をまとめた報告書にふれ、「口だけでなく実行に移してほしい」と述べた。
再審では、検察側は男性のアリバイを証明しうる電話の通話記録や2事件を自供した被告=公判中=の有罪を示す証拠などを提出した。
弁護側は2度、02年当時の男性の供述の任意性・信用性を否定するため県警の取調官の証人尋問を求めたが、藤田裁判長は「再審は被告人の有罪無罪の判断を下す場所で、必要性がない」として認めなかった。
男性は公判後に記者会見し、実名を公表する考えを明らかにした。男性は富山県の柳原浩さん。理由について「今日でほぼ無罪判決をもらったという感じがした」という。
富山連続婦女暴行冤罪事件とは、2002年4月15日に婦女暴行未遂容疑で逮捕された男性が、他の女性も暴行していたとして再逮捕され、裁判で懲役3年に処され刑を服した後に真犯人が見つかった事件である。
事件の経過
2002年4月15日、同年3月に当時16歳の少女に暴行を働こうとしたとして、当時タクシー運転手だった34歳の男性が婦女暴行未遂容疑で富山県警察管轄の氷見警察署に逮捕され、5月には別の少女への婦女暴行容疑により再逮捕された。逮捕のきっかけはこの男性が少女らの証言と似ていたこと、とされている。
任意捜査として行われた取調べが4月5日以降断続的に3日間朝から晩まで行われ、4月15日の3回目の任意捜査において、既に何が何だかわからなくなり疲れ切っていた男性は、「おまえの家族も『おまえがやったに違いない。どうにでもしてくれ』と言っている」などという、取り調べ警察官の真実に反する誤導により、容疑を認め、自白したものとして逮捕された。逮捕状は既に準備されていた。
この逮捕には氷見署内においても、男性の「自白」に「秘密の暴露が全くない」ことや、男性には犯行当時の明白なアリバイが存在したこと、現場証拠である足跡が28センチであるのに対し、男性の足が24センチと全く合わないことなどから、この男性に対する立件は無理ではないか、という声も強かったようである。
しかし、なぜか捜査は強行され、富山地検が男性を立件した。 富山地裁における裁判の席でも、男性は容疑を認め、結局男性の自白と少女らの証言が重要視され有罪判決が下り同年11月に懲役3年が確定。男性は刑を服し2005年1月に出所した。
男性が出所した後の2006年11月、別の容疑で他県警察に逮捕された51歳の男の自供により真犯人が判明。2007年1月17日に男性の親族へ経緯を説明し富山県警察が謝罪、1月19日に記者会見で事実が判明した。また、これを受けては、男性の無罪判決を求める再審請求を富山地裁に行う方針である。また、1月29日に富山地検の検事正が男性に直接謝罪した。
なお、富山県警が男性に冤罪事件について謝罪したとされる2007年1月23日夜の翌日、24日昼に、男性は富山地方検察庁に呼び出され、「当時の取り調べ捜査官、担当検事を恨んでいません」などという内容の調書をまたしても意思に反して作成されている。
男性が知らないはずの事件の詳細についての自白書類が富山県警により捏造され、署名・指印させたことも判明している。
無実となった男性は真犯人発覚後にマスコミのインタビューに答え、尋問した刑事から「身内が間違いないと認めている」と告げられ弁明しても聞いて貰えず、罪を認めざるを得ない状況に陥ったと答えている。また、同意すること以外は意見を述べることを刑事から禁じられた上で、刑事の言うことが事実だという念書を書かされ署名させられていたとも告白している。同様の捜査手法は、同じく冤罪が確定した志布志事件でも採られている。すなわち、「お前の家族も、お前が犯人だと言っている」と告げたり、偽造まがいの手法により作られた家族の手紙を見せることで、被疑者を絶望に追い込み、自暴自棄になったところで自白を採るという手法が行われた。
長勢甚遠法務大臣も1月26日に男性に対し謝罪したものの、男性が述べた自白の強要については違法性が無いと述べた。そのため、当時の捜査員に対して処分は行わないとしている。ちなみに会見中、長勢法相が感情を抑えきれずに声を出して笑う場面があった。
冤罪事件の被害者たちが同じような証言をしている事から、このような方法は冤罪を生み出す手法として時代や場所を選ばずに行われている方法であるとも指摘される。6月6日には、日弁連主催で「えん罪を生み出す取調べの実態」というシンポジウムが緊急に開かれている。日弁連側は取調べを録画・録音(「可視化」)する事でこのような事態を防ぐべしと主張している。
また、当時尋問した取調官の一部はすでに民間企業などに天下っており、「天下りに有利になり、かつ警察の責任を回避させるためにこのような取調べ方法がとられている」という批判がある[要出典]。だが、警察庁、検察庁、各裁判所ならびに法務省はこれらの問題に対しては具体的なコメントは出していない。
なお、男性の父親は男性の逮捕当時入院中で、息子の逮捕は知らされず男性の服役中に亡くなっている。
こんなにある21世紀の冤罪事件
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/enzai.html
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