http://www.asahi.com/national/update/0618/TKY200706180123.html?ref=rss
土屋氏が謝罪、「信じるしかなかった」 総連売却問題
2007年06月18日12時07分
「ご迷惑をおかけしました。おわびします」。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部が入る朝鮮中央会館(東京都千代田区)の売却問題で、朝鮮総連代理人の土屋弁護士は、18日午前の記者会見でこう謝罪し、12日に取引が表面化した後の経緯を説明した。
写真会見する朝鮮総連側代理人の土屋公献弁護士=18日午前、東京・霞が関の司法記者クラブで
土屋氏のもとには15日午前に「買い主」の元公安調査庁長官・緒方重威(しげたけ)弁護士(73)から電話で「35億円の代金を用意するはずだった投資家が、20億円なら準備できると言っている」との連絡があった。このため朝鮮総連関係者に「在日の企業家の方で数億ずつ出し合って残り15億円を集められないか」と相談し、金策に走った。
しかし同日午後になって、緒方氏側から「10億円なら出せる」「10億円もだめになった」と相次いで連絡が入ったため、夕方に資金集めを断念。週明けの18日に所有権の移転登記を抹消することを決意したという。
35億円を出資するとした投資家について、契約書に名前はなく、土屋氏は直接会ったことはなかった。「『日本と北朝鮮の歴史的な役割を果たせるならやりがいがある』という話を伝えられて、立派な人だと思った。私は信じるしかなかった」と述べた。
土屋氏は、緒方氏と共に出資者探しに協力した「仲介者」について「電話連絡しても応答がないなど、契約前の時点で信用できるのか疑いを持った」と話した。緒方氏についても「登記が完了したが、確実に入金されるのか」とファクスしたが反応がなかったという経緯を明らかにした。その一方で「緒方氏を責め立てる気持ちはない」とも述べた。
一方、「買い主」となるはずだった緒方弁護士は、18日午前9時前、東京都目黒区の自宅を出た。スーツ姿で薄い黒カバンを持ち、報道陣には「会見で話しますから」とだけ話し、玄関前に呼んだタクシーに乗り込んだ。閑静な住宅街だが、右翼団体とみられる街宣車が大音量で一連の問題を非難する場面もあり、警察官数人が周囲を警戒していた
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2007061800312
2007/06/18-13:15 「世間を騒がせおわび」=謝罪に持論-土屋弁護士が会見・総連本部売却
「代金が支払われない以上、契約は解除せざるを得ない」。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の所有権が総連側に戻されたことを受け、総連代理人の元日弁連会長土屋公献弁護士(84)は18日午前、東京・霞が関の司法記者クラブで会見した。
「大変誤解があり、世間を騒がせたことをおわびしたい」。土屋弁護士は、手元のメモを見ながら経緯を説明。「契約は双方とも真剣なもので、決して架空のものではない。不実記載には当たらないと理解されたい」と締めくくった。記者団の質問に「所有権を移したのも、元に戻したのも本当。書類だけの登記ではない」と再度強調した。
「RCC(整理回収機構)の訴訟は総連組織の壊滅を狙うことが目的。これを許すことは日朝の国交回復の大きな障害となる」と持論を展開。その上で、「合法的に競売を避ける唯一の方法だった。私の立場も分かってほしい」と理解を求めた。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070618k0000e040058000c.html
朝鮮総連本部:全額返済命令 仮執行認める 東京地裁
整理回収機構が在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に約627億円の返済を求めた訴訟で、東京地裁(荒井勉裁判長)は18日午後、全額の支払いを命じた。訴訟は、朝鮮総連中央本部の土地・建物売却問題のきっかけとなったが、判決は、朝鮮総連の財産差し押さえを可能にする仮執行宣言を付けた。これにより、回収機構が財産を差し押さえて、競売で回収するなどの強制執行が可能になり、総連の財政に大きな打撃を与える事態は必至だ。
ただ、焦点となっている中央本部の土地・建物については「土地の登記が元に戻っても差し押さえ対象にならない」という見方もあり、今後どのように取り扱われるか注目される。
朝鮮総連は「権利能力なき社団」で登記の当事者になれず、中央本部の土地・建物の所有者は「合資会社朝鮮中央会館管理会」となっている。専門家によると、強制執行は、支払いを命じられた被告名義の財産が対象になるため、総連名義でない中央本部については、差し押さえできない可能性があるという。
破たんした16の朝銀信用組合から不良債権を引き継いだ回収機構は、焦げ付いた融資の多くは実質的には朝鮮総連向けだったと判断して、返済を求めていた。総連側は債務の存在を認めたうえで「総連の本部施設を奪い解散に追い込む政治的意図を有し、請求は権利の乱用だ」と主張していたが、判決はこれを退けた。【北村和巳】
毎日新聞 2007年6月18日 13時18分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070617i204.htm
総連登記問題、仲介者の土地を緒方・元長官側が購入
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物をめぐる移転登記問題で、取引を仲介した元不動産会社社長(73)の自宅だった土地・建物を、緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官(73)の親族会社が2003年3月、ノンバンクから4億3000万円の融資を受け、取得していたことが分かった。
融資は、元長官名義で受けていた。
登記簿によると、この会社は取得直前の同月、元長官の娘を唯一の取締役に設立され、東京都世田谷区の土地約1000平方メートル、鉄筋2階建て住宅など建物2棟を購入。土地と建物を担保に、元長官名義でノンバンクから4億3000万円を借りていた。
この土地・建物は、元不動産会社社長が1989年に購入。別の会社を経て、元長官の娘が経営する会社に渡った。元長官の娘によると、同社はこの土地・建物を管理するためだけに設立され、現在は別の人物に貸しているというが、娘は「物件を選んだのは父で、詳しいことはよく分からない」としている。
関係者によると、元長官は退官後の98年、強制執行妨害事件で元社長が逮捕・起訴された際、担当弁護士となった。元社長は、今回の取引で元長官と朝鮮総連代理人の土屋公献(こうけん)弁護士(84)を引き合わせていた。
元長官は元社長との関係について、「まだ事件が動いているので、話せない」としている。
(2007年6月17日13時2分 読売新聞)