こうしたニュースが流れる中でも談合は平然と行われる。中司宏市長の関与はどうよ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070601i3w7.htmより
大林組の受注謝礼、平原警部補へ1000万円…枚方談合
大阪府枚方(ひらかた)市発注の清掃工場建設を巡る談合事件で、工事を受注した大手ゼネコン大林組が受注謝礼として支出した4000万円のうち1000万円は、競売入札妨害容疑で逮捕された府警捜査2課警部補・平原幸史郎容疑者(47)が受け取っていたことが大阪地検特捜部の調べでわかった。
平原容疑者から大林組に現金を要求していたといい、特捜部は金銭の趣旨について追及している。
また、特捜部は1日午前、大林組とJV(共同企業体)を組んでいた中堅ゼネコン浅沼組(大阪市天王寺区)を捜索した。
調べでは、大林組は工事の受注後、共犯として逮捕された大阪府内の建設会社社長に1000万円、別の業者に3000万円を渡していたが、うち建設会社社長に渡った1000万円は平原容疑者に全額が流れていたことがわかった。建設会社社長は大林組が支出し平原容疑者に渡す現金の受け渡し役だったとみられる。
特捜部は、別の業者に渡された3000万円の流れとともに、平原容疑者に渡った1000万円の一部が、さらに別の人物に流れた可能性もあるとみて追及する。
これまでの調べや関係者の話によると、平原容疑者は、大林組顧問・森井繁夫容疑者(63)(競売入札妨害容疑で逮捕)の要望を受け、中司(なかつか)宏市長(51)や当時、枚方市議だった府議(49)との会食を設定した。さらに、中司市長の紹介を受けて、逮捕された副市長・小堀隆恒容疑者(60)と再三、接触し、大林組の意向を受けて入札に関する情報を入手し、同社などに伝えたとされる。
特捜部は、これら大林組が支出した現金の一部が枚方市側に流れた疑いがあるとみて、贈収賄容疑を視野に捜査を進める方針。
◆枚方副市長、警部補に詳細情報◆
小堀容疑者は、大林組側に伝わることを知りながら、平原容疑者に詳細な入札情報を提供していたことがわかった。小堀容疑者が、平原容疑者に入札の実務を取り仕切る枚方市の重点プロジェクト推進部長(59)(当時)を紹介していたことも判明。特捜部は、市ナンバー2の小堀容疑者による談合への積極的な関与を裏付ける事実とみている。
調べや関係者の話によると、小堀容疑者は2003年5月の助役(現・副市長)就任直後、中司市長の紹介で平原容疑者と知り合った。その後、小堀容疑者は副市長室などで、たびたび平原容疑者と面会し、「第2清掃工場」(仮称)工事の入札の情報などを細かく説明していたという。
清掃工場建設を巡っては、05年8月、予定価格約39億円で工場棟などの工事の入札を行ったが応札はなく、管理棟などの工事を追加して価格を約17億円も引き上げて同年11月に再入札していた。当初の価格では、受注者側に大幅な赤字が出るため、平原容疑者が、管理棟の工事を追加して再入札するよう小堀容疑者に持ちかけ、小堀容疑者らも、ゼネコン側に有利になることを知りながら受け入れていたとみられる。
小堀容疑者はさらに、工事の実務責任者だった当時の重点プロジェクト推進部長(現枚方市議)を平原容疑者に会わせ、入札の進ちょく状況の説明をさせていたこともあったという。
毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070601-00000051-mai-sociより
大阪府枚方市が発注した清掃工場建設工事の入札を巡る談合事件で、大阪地検特捜部に逮捕された副市長の小堀隆恒容疑者(60)が大林組から「もっと利益を出したい」という趣旨の要望を受けていたことが分かった。要望は府警捜査2課警部補の平原幸史郎容疑者(47)が伝達。この結果、工事規模は拡大され、予定価格も約39億円から約56億円に引き上げられた。これだけの重要事項を副市長が単独で決定することは困難とみられ、特捜部は、中司宏市長の関与について慎重に捜査している模様だ。
調べなどによると、枚方市は第2清掃工場の建屋工事について、あまりに大規模だと地元業者参入の余地がなくなるため、発注の細分化を検討。05年8月、工場棟と煙突の工事の入札(予定価格約39億円)を実施した。しかし応札が全くなく、その後、大林組側が「このままでは利益が小さすぎる」などと工事規模の拡大を要求。平原容疑者が同社の意向を小堀容疑者に伝えたという。
これを受けた枚方市では、小堀容疑者が委員長を務める庁内組織「第2清掃工場建設検討委員会」が開かれ、重点プロジェクト推進部(東部整備室)が「原則、同じ物件を同じ形で再入札するケースはまれ」として発注方法の見直しを提案。工場棟・煙突にその他管理棟を加えて建屋一括で発注するよう変更され、予定価格は約56億円に増額された。
やり直しとなった同年11月の入札について、枚方市では参加可能な業者を「50社以上」と見込んでいたが、実際に応札したのは大林組と浅沼組の共同企業体(JV)のほか鹿島と佐藤工業の計3者だけ。同JVが予定価格の98・42%の55億6000万円の高値で落札した。
大林組は関西の土建談合に最大級の影響力を持つとされる。工場棟・煙突工事への応札がなく、建屋工事でも3者しか参加がなかったことについて、特捜部は同社から業界への働きかけがあったのではないかとみて調べているとみられる。【田中龍士、藤田剛】